柳はみどり、花は紅

きらきら緑さんが好き

音を楽しむ 〜I'll be there 編〜

 

 以前、前書いていたブログ内でも音楽の話をチラホラと話していたのですが、そのブログ自体削除してしまい、現在に至っています。

 

そもそも、わたしが音楽の話を書こうと思った理由としては、長年音楽に触れ、勉強してきた少しばかりの知識と共に、たくさんの人に音楽を「音を楽しんで」聴いて欲しいと思ったからです。

 

わたしは、ツイッターでお世話になっている方はご存知だと思いますが、これまで嵐ファンとして生きてきたヲタクです。が、嵐の曲を含め、音楽を聴くときはヲタクから離れて聴くことが多いのです。

 

普段聴く曲といえば嵐の曲よりも邦ロックや洋楽、クラシックが多かったり…(すみません)

 

まぁ、音楽の好みというものは、人それぞれですし。わたしが好きな楽曲を他の人に押し付けようなんていうおこがましい事はしません。

 

ですが、んー、もっとこう、音楽は深いのよ!!(笑)

 

たとえば、クラシックなんてつまらない、と毛嫌いしている方は、ぜひ一度、ちゃんとクラシックを聴いてみて欲しい。

これは、また別の機会に話せたら話しますが、例えばピアノ一つをとっても、弾く人によって同じ曲でも全く聴こえ方が違うものなのです。

わたしが昔某ピアノコンクールに出場していた時は、作曲家の人生やその楽曲が作られた時代背景など、自分なりに調べて解釈し、何を思ってその曲を作ったのか、自分なりに咀嚼して弾いていました。

そして、不思議なもので、同じピアノを弾いていても、弾き手によってその音色は違うものなのです。

 

要するに、弾き手の数だけ、表現や音色の数はあるということです。

 

音楽に可能性は無限大にある、と私は思います。

 

…と、ここまで長々と自論を語ってしまいましたが、わたしがここで曲を紹介してあれこれ言ったからといって、それが正解だというわけではない、という事をご理解いただけたらと思います。

 

ただ、これがみなさんの音楽への興味や関心を持つきっかけになったり、ジャンルや曲の聴き方の幅が広がる一つの手立てになればいいなぁ、と思います。

 

 

ちなみに、ツイッターでもちょくちょくお話している、私が持つ絶対音感ですが、ほとんどの方が絶対音感に対して誤解をしています。

わたしの絶対音感はかなり高度であると自負していますが、その話をするとなると周波数Hzがなんちゃらとか、長くなるのでまた今度(笑)

興味がある方は調べてみてください(笑)

中には間違った解釈をしている書き手さんもいらっしゃいますが…。

 

さて、導入はこれくらいにしておいて…。

 

 

 

嵐ファンですので(笑)、最初は最新曲『I'll be there』についてレビューを書こうかな、と思います。

 

あくまでも私の聴き方ですので、参考程度にご覧くださいね。

 

 

 

♪「I'll be there」(タイトル曲)

ジャジーな曲ですね!ドラマ「貴族探偵」にピッタリな曲調と世界観だと思います。嵐の今までの曲から見るとなかなか珍しいテイストではないでしょうか。

特に個人的にいいなと感じたのは、2番のAメロ辺りで後ろの方でコロコロっと弾んでいる鍵盤です。いや、細かいよ!って思った方も、そんな音してたっけ?って方も、ぜひよく聴いてみてください(笑)ジャズテイストならでは、という感じです。

ホーンの圧のある音も、ジャズ!!って感じですよね。わたしは、もう少しピアノのアプローチが強い方が好みなのですが(笑)、そこはやはり好みなので良い悪いとかではありません。

あとは、こういったテイストの音楽に合わせると歌は大抵負けてしまうものですが、嵐さんはちゃんとうまくバランス取れているなぁと思います。個人的には、二宮くんの歌声がだいぶジャズにマッチしていて音負けしない嵐の歌声づくりをしている感じがしました。

 

 

ところで、今回のシングルは、カップリング曲がとても良いと思います。毎度思うことなのですが、嵐の曲はカップリング曲にいい曲がたくさんありますよね。この曲たちは私たちのようなファンしか聴く機会が無いのでしょうけれども、普通にファンではない方にも聴いて欲しいくらいに名曲揃いです。カップリング曲とか歌えばいいのに!音楽番組でなくても、ほら、自分たちの番組でさ!!(関ジャニが関ジャムという番組でカップリング歌ってたの見て羨ましかったヲタク)

 

ということで、以下、カップリング曲レビューです。

 

♪「Round and Round」

これまたアッパーな曲ですね〜。…好き!(笑)わたしはこういう曲調が割と好みなもので(笑)嵐らしい、爽やかな曲調も好きですけどね!!

一般的なイメージだと、嵐さんは王道と言いますか、サラッとした曲調が似合うという感じだと思いますが(タイトル曲に見られるような)、どちらかというとこういうファンクな感じの、ベースとかホーンがキレッキレにブイブイ言わせている曲調にとっても合うと思うんです。

だって嵐さんって「The!アイドル!」な歌声だから。

言いかえると、「バランスが良すぎる王道ボイス」。

だからこそ、こういう曲にその良さというか、魅力が出てくると思うのです。いい具合に引き立て合っている。

それから、この曲以外にも今回のカップリングに含まれているのですが、サビの転調が絶妙です!「この流れでそこ行くの!?なにそれカッコいい!!!」ファーストコンタクトで個人的に盛り上がったのはここでした(笑)

この転調の仕方というか、このコード進行に合わせたこのメロディーラインは音取りづらいと思います。一回、口ずさんでみてください(笑)かなり難しくないですか?

最高にカッコいいけど最高にハード(難しい)な曲ですね。

 

 

♪「unknown」

これ、驚くべき、注視すべきはバックトラックのシンプルさ。ビートのリズムの刻み方も、その他シンセたちのメロディーラインやリズムも、ごりごりに凝っているわけではないように思います。その中で、歌だけでここまで表現できるのは素晴らしいと思います。もちろん、エフェクトかかっているところもありますが、それを加味してもすごい。

そして2番サビ後とラップ後で繰り返されるユニゾンフレーズは、もう!!素晴らしい!!!(笑)ビート音の刻み方がここで変わるのですが、お気づきでしょうか。それまでよりも1音1音長く刻まれるビート音。バックトラックよりも歌が耳に入りやすいこのタイミングであの厚み半端ない「The 嵐ユニゾン」はズルいです。その後の翔さんのラップに畳み掛けられ、さらにズルすぎるユニゾンが再び響いて…。一気に持ってかれました。

よく、「音を外さない」=「聴きやすい」=「歌が上手い」という概念にとらわれている方を見受けますが、それは違いますよ。それはナンセンスな聴き方だし、とてももったいないです。

それだけでは計れない、音楽の魅力があるんですよね。

この曲は、そんな魅力を聴くことができると思います。

 

ちなみに、バックトラックがシンプルなのに歌の表現力で圧倒的なパフォーマンス見せてる曲って考えて、今パッと出て来たのは二宮くんの「また今日と同じ明日が来る」でした。私はあの曲の編曲がとても好きです。それに伴って二宮くんのお芝居にも引けを取らない歌の表現力も聴けます。私は相葉担なのですが、この曲は本当にずっと聴いてます。

 

 

 

♪「Treasure of life」

これは、サウンドというかテイストというか、そう言った点ではまさに「嵐っぽい」曲なのかな、という印象です…と、言いたいところですが!これは!!!すごいぞ!!!

イントロ部分のピアノを聞いた時は、まさに嵐っぽくてアルバムの最後の方とか、よくカップリングにあるような、爽やかで王道な感じかと思いました。

…Bメロまでは。

これ、一見すると分からないのですが、転調してるんですよ。サビで。こんなにサラッとスマートに転調してる曲あります!?ジャニーズ伝統の早着替えよりもスマートだよ!?MJもビックリだよ!!(笑)

わたしも一回聴いた時にはこのサビの「サラッとしてるのにどこかかかる」サウンドに、何だこれは!!と思ったのですが。自分の耳には自信あるけど確認のためにピアノでコード進行弾きましたよね(笑)

サビ部分は特に大野さんの声がメインに聴こえてくるのですが、その裏で動くサブメロが、まぁーいい声してます!

で、サビを聴きながら「大野さんの声がよく聴こえるなー」って油断してたあなた!サビ終わり、ドラムが一旦止みます。よく聴いてください。…その奥に響く潤くん下ハモと他3人が織り成す温かすぎる歌声を…。もうね、ズルすぎますね。

ちなみに、2番は大野さんに加えて二宮くんの声もよく聴こえますよ。でも、単純にこの2人の声質は高音域で響きやすいので、他の曲でもだいたいこの2人の声は耳に入って来やすいですね。

ここまで来て、あ、ただの爽やかメロソングじゃない…!って思うわけですね。

でもそれで終わりじゃなかったんですよ。Cメロの歌割考えたの誰ですか!!??私と握手しましょう!!拍手喝采!!

あの高音パートを翔さんと潤くんに歌わせたの誰ですか!!スタンディングオベーション!!

これは今の嵐の歌の技量だからできることだと思います。今までだったらこのような曲調でこの歌割りはあり得なかった(いや、あったかもしれないけどここまでハマらない気がする)んじゃないかと。よくぞこの2人にこのパートを任せてくださいました!!ありがとう!!!

その後の大野さんのフェイクはもう、さすがとしか言いようがありませんね。Cメロの翔さん潤くんによるいいパス受けてからの、あの爽快感と優しさと温かさという矛盾にも程があるほどの歌声で、あの高音域の、しかもメロディじゃなくてフェイクをするという。これぞ大野智や!!そのフェイク出て来た瞬間、電車の中で、あ、私、この曲初めて聴いたのは電車の中だったんですけど、電車の中で「智ぃぃぃぃ!!!!」って心の中で(声と顔に出ていないことを願う)叫びました。

(全宇宙の大野さんファンの皆様、私如きが呼び捨てで叫んでごめんなさい)

対談で、大野さんと二宮くんが「どっちが歌ってるか本人がわからない」と言ってましたが、これは大野さんですね(笑)歌い方がもう大野さんです(笑)

この2人は声質似てるように思いますが、実際にはそこまで似ていません。得意としていて響きやすい音域が同じなだけだと思いますよ。

そしてその後ろで鳴り響くエレキが…最高にズルい………。

 

あと、最後のアウトロ、最初のイントロと似ていますが、サビから転調していないのでコード進行的には全く違うんですよ。

そう考えると、少し世界観変わってかませんか?面白いですよね。

 

 

 

 

いやー、長く書きすぎましたね!すみません!

でも書いてる方は楽しかったです!!(笑)

 

カップリング曲、本当に地上波で披露したらいいと思うよ……。

 

 

文章全部真っ黒けでごめんなさい(笑)

今度からもう少し見やすいように頑張ってみます。

 

今度は何書こうかな。

嵐さん以外のアーティストさんの曲とかも書きたいですね。

きっとこの記事見てくださる方は嵐ファンの方とかジャニーズファンの方が多いのかな、と思いますけど、それでもジャニーズ以外のアーティストさんの曲のことも知って欲しいし、聴いて欲しいなぁって思うので。

 

それでは。